WordPressで記事毎にアドセンス広告を表示させる方法
- 2017.03.25
- ウェブデザイン
ブログやウェブサイトの収益化に欠かせないのがアドセンス広告だけど、ブログのコンセプトとかコンテンツマーケティングのためのブログだったりすると、やたらとアドセンス広告を貼り付けるのは考えものです。
コンテンツマーケティングは「見込み客に良質なコンテンツを提供して、満足してもらうことで、リストを取ったり商品を買ってもらうこと」が目的です。
だから、ペタペタと他人の広告を貼るのは良くないですよね?広告をクリックして貰えばお金は入るけど、逆に見込み客をその広告主に取られることになるわけだから。
企業として「このブログはコンテンツマーケティング用に使う」と決めているんなら、アドセンス広告など他社の広告は載せないようにすればいい話だけど、個人でブログを運営しているなら「マーケティングにも使うけど、プライベートなことも書いて、PVを稼ぎたい」って思うのは当然のことです。
つまり、真面目な(コンテンツマーケティング用の)記事を書く場合は広告を表示させず、趣味やプライベートな記事にはアドセンス広告を表示して、収益をあげることが出来れば嬉しいわけです。
ってことでこのページでは、WordPressで特定の記事(本文中)にだけアドセンス広告を表示する方法を解説します。
本文の途中でアドセンス広告を表示する
今回は一般的なサイドバーにアドセンス広告を表示するんじゃなくて、記事中(本文の途中)に表示します(↑上のアドセンス広告の様に)。
これは、スマホからのアクセスの場合、サイドバーは消えるか記事の下に追いやられて、クリック率が低くてなってしまうからです。
どうせ広告を貼るならクリック率は高くしたいですからね。だから本文の途中に貼れば否応なしに目に入るんで、クリック率はアップします。
ってことで、今回はショートコードを使って広告を表示する記事と、表示する位置を制御していきます。
ショートコードを使えば、任意の記事と場所に自由にアドセンス広告を表示できるから、今回やろうとしている、記事毎に広告表示を変えることが簡単に実現できます。
ショートコードで広告を表示できるようにする
まずはショートコードを定義して、アドセンス広告を表示できるようにしましょう。
ショートコードはプラグインを使えば簡単に実装できるけど、無闇にプラグインは使いたくない(重くなったり、バグの原因になる)んで、今回はプラグインを使わずにショートコードを実装していきます。
お使いのテーマの functions.php を開きます。そこに以下のコードをコピペしてください。
function adsshow() { return 'ここにアドセンスコード'; } add_shortcode('adsense', 'adsshow');
※ functions.phpをいじる場合は、少しでも間違うとブログ自体が表示されなくなるんで、予めいじる前にバックアップをとっておくことをオススメします。
ファイルを複製して、デスクトップにでも置いといてください。そしたらもしバグっても複製したファイルに戻せばスグに直せます。
コードの中の「ここにアドセンスコード」と言う文字とコピーしてきたアドセンスのコードを置き換えてください。
そしたら保存して完了です。
ショートコードの使い方
さっき定義したショートコードは、呼び出したい(広告を表示したい)位置で[adsense]
と入力すれば表示されます。
半角英数字で [adsense]
です。
これでアドセンス広告を表示したい記事にだけ、好きな位置で[adsense]
と入れておけば、表示させることが出来ます。表示させたくない記事には書かなければいいだけです。
ショートコードの難点
メチャクチャ便利なショートコードだけど、この方法だと以前に書いた記事を編集し直さないとダメです。
始めたばかりのブログだったら記事数も少ないから問題ないけど、広告を表示させたい記事が大量にある場合は、この方法だとメッチャ非効率です。
そういう場合は以下の方法で実装することが出来ます。
カテゴリーで表示させるか否かを決める
この方法はショートコードではなく、single.phpに直接アドセンス広告のコードを記述して、それを条件分岐で特定のカテゴリーにだけ表示させるように制御します。
でもこの方法だと、本文の途中で表示させることが出来ないから、本文の前か後に表示させることになります。
下記のコードをコピーして「single.php」の<?php the_content(); ?>
の直前か直後ろに貼り付けてください。
<?php if(in_category(ここにカテゴリーID)) : ?> ここにアドセンスコード <?php endif; ?>
貼り付けるとこんな感じ☟
<?php if(in_category(ここにカテゴリーID)) : ?> ここにアドセンスコード <?php endif; ?> <?php the_content(); ?>
それで、「ここにアドセンスコード」ってとこにアドセンスコードを、「ここにカテゴリーID」ってとこに、表示させたいカテゴリーのIDと置き換えてください。
これで指定したカテゴリーの記事にだけアドセンス広告が表示されるようになります。
カテゴリーIDがわからない場合は、WordPressにログインしてカテゴリーの画面を開きます。そしたら右のカテゴリー名にマウスカーソルを乗せると、左下にURLが表示されるんで、そこのID=◯って部分がそのカテゴリーのIDです。
その数字に置き換えればカテゴリーが指定できます。
スラッグでも指定できます。
<?php if(in_category('sample')) : ?> ここにアドセンスコード <?php endif; ?>
※スラッグで指定する場合は、スラッグを(’ ‘)で囲ってください。
複数のカテゴリーを指定することも。
<?php if(in_category(60, 'sample')) : ?> ここにアドセンスコード <?php endif; ?>
※複数指定する場合はカンマで(,)で区切ってください。
指定カテゴリー以外という使い方もできる。
<?php if(!in_category(60)) : ?> ここにアドセンスコード <?php endif; ?>
in_category
の前にビックリマーク(!)を付けると、そこで指定した以外という意味になります。↑この場合だとID=60以外はアドセンスが表示されます。
以上がカテゴリーを指定してアドセンス広告を表示する方法です。
本文の途中で表示させることは出来ないけど、これだと自動的に表示してくれるから、ショートコードを書く手間も省けて良いかも。
まとめ
本文の途中でアドセンスを表示させたい場合はショートコード使うと便利。1記事毎に表示の有無を指定できるからカテゴリーとかで分けれていない場合は、この方法しかないかな?
「広告の位置はこだわらないから、とにかく楽に表示させたい」って場合は、カテゴリーを指定して表示させるのがオススメ。これだったら、ショートコードを書かなくてもいいし、過去の記事でも編集なしに表示できます。
あなたのスタイルや状況によってどちらかお選びください。
追伸
スタイルを変えたい場合は、アドセンスコードにクラス名を指定すればOK。
こんな感じに☟
function adsshow() { return '<div class="ads-pc">ここにアドセンスコード</div>'; } add_shortcode('adsense', 'adsshow');
.ads-pc { display: block; width: 300px; margin: auto; }
挑戦してみてください。
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