ペルソナはお客を減らす!?そもそも何でペルソナが必要なの?
- 2017.04.30
- マーケティング
セールスレターを書くときや、ブログを書く時、コンテンツや情報を発信する時なんかに絶対に必要になるのが「ペルソナ」です。
「ペルソナ」ってのは、誰か特定の1人を設定するってことなんだけど、たとえば、レターを書く時に「30代の女性」に向かって書くとかじゃ全然足りなくて、、、
↑こんな感じで完璧に特定の1人をペルソナに設定していきます。ここでは「佐藤洋子」さんがペルソナになるわけです。
何でペルソナが必要なの?
一見、そこまで絞ってしまうと、他の人を逃してしまうような気がするけど、実は逆です。
ペルソナを設定していないと、メッセージが全体的にボヤっとして印象の薄いメッセージになってしまいます。
印象に残らない弱々しいメッセージに人はイチイチ反応しないから、結果、誰も反応しないメッセージになってしまうわけです。
さっきの例で言うと、30代の女性全般に向けてメッセージを発信するとなると、既婚なのか?未婚なのか?子供はいるのか?いないのか?働いてるのか?専業主婦か?
とか分からないことがあり過ぎて、逆に何を言って良いのかわからなくなります。
「30代は肌トラブルが多くなります」とかっていう、誰にでも当てはまるようなしょーもないメッセージになってしまうわけです。
そんな当たり前で、誰もが言ってるようなことを言ったって、誰も反応しません。
でも、「子供が2人いて毎朝6時には起きてる主婦は、お肌の手入れをする時間が無くて、トラブルが多くなります」と言われると、「あっ!私のことや!」となりますよね?
言ってることは同じ、「肌トラブルが多くなる」ってことだけど、前者はペルソナが設定されていないから、ボヤッとしてしまいます。
「そら30も越えたら肌トラブルも増えるわな」と当たり前に思うわけです。
でも、子供が2人で6時に起きてるって言われたら、その状況にいる人は「自分の事かな?」と思いますよね?
ありふれたメッセージじゃなくなるから、反応しやすくなるんです。
もちろんそうすれば、未婚の子供がいない人は反応しにくくなります。
でもさっきも言ったけど、当たり前のありふれたメッセージじゃ結局誰も反応しないから、同じことです。
逆にペルソナと酷似した人は反応してくれます。それと、子供が1人の人も3人の人も反応してくれる可能性は高いです。
毎朝6時に起きてる人も反応してれるかもしれませんね。
ペルソナだけを狙う為じゃなくて、メッセージを尖らせるためのペルソナだから、メッセージが尖れば尖るほどその回りにいる人も反応してくれるワケです。
「お昼ごはんいかがですか?」という看板より、「熱々ジューシーな餃子定食はいかがですか?」と言ったほうが反応しやすいですよね?
お昼ごはんは誰もが食べるわけだから、当たり前のメッセージだけど、「餃子」っていうことで、ちょうど餃子食べたいと思ってた人は反応します。
これがペルソナを立てる理由です。
誰をペルソナにすればいいの?
ペルソナの必要性は理解できたと思うけど、じゃぁ具体的に「誰をペルソナにすればいいの?」ってことですよね?
これは基本的には架空の人物でOKです。
あなたが理想とするお客さんを設定します。
もし、あなたが美容成分配合の栄養ドリンクを売ってるとしたら、さっきのペルソナ「佐藤洋子」さんがいいかもしれませんね?
そんな感じで、自分が売ろうと思ってる商品を一番欲してくれて、ありがたく思ってくれて、ずっと使い続けてくれるであろう人をペルソナにします。
もし、既にお客さんがいて、「こんな人ばかりがお客さんだったらいいのにな」と思うような理想の顧客をペルソナにするのもありです。
思い浮かばないなら、自分の想像で理想のお客さんを作り上げてください。
ペルソナを設定するときのポイント
ポイントはできるだけ具体的に絞ることです。
さっき僕が例で出したペルソナではまだ不十分です。もっともっと詳しく設定してください。
考え方とか、好きなテレビ番組、クセ、好きな食べ物、嫌いなもの、子供の頃の成績、判断基準、、、、思いつくままに書いて特定の人物を作り上げましょう。
後は出来上がったペルソナただ1人に向けてメッセージを発信していきます。
その人を思い浮かべてセールスレターを書きます。
「佐藤洋子」さんに向けて、「理想の彼氏の作り方」とかってメッセージは完全に的外れですよね?
子育ての事とか、夫婦関係、お肌のことだったら、反応してくれるでしょう。
基本的にはその軸をブラさずに、ずっと1人のペルソナに向けて発信していきましょう。
ブログとかの場合は、記事によってペルソナを変えるのはありだけど、あまりに違いすぎる「吉田五郎」さんに向けて書くのはどうかと思います。
ブログのテーマから著しく外れる可能性があるペルソナはNGと思っておきましょう。
まとめ
マーケティングをする上で、ペルソナの設定は必須です。
ペルソナがいないと、メッセージ全体がボヤッとしてしまって、マーケティング自体が弱々しくなります。
それでは誰も反応してくれないから、しっかりペルソナを設定して、その1人に向けてメッセージを発信していきましょう。
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