これから起業する人必見|売れる(儲かる)市場の条件と見つけ方。

これから起業する人必見|売れる(儲かる)市場の条件と見つけ方。

これから自分でビジネスをやっていきたいと思っている人は、どのマーケットに参入するかが成功の分かれ道です。

正直、売れる市場に参入しないと苦戦を強いられて、成功することは難しくなります。

やっぱり世の中には売りやすいマーケットと売りにくいマーケットってのがあって、当然売れるマーケットに参入したほうが成功する確率は上がります。

そこで今回は、売れる市場の条件と、そのマーケットの見つけ方について解説していきます。

マーケットに情熱がある

情熱

まずはマーケット全体に情熱があるかを見極めます。

情熱があるマーケットってのは、その業界にマニアと呼ばれるような人がたくさん居るような市場のことです。

マニアってのはお金に糸目をつけず、欲しいものを買いあさります。そう言ったマニアがたくさんいる市場ってのは売れる可能性が高いワケです。

あと、情熱があるって言ったら、子供用品とかペット用品なんかも情熱の塊です。

少子化が進んでる今、子供1人に掛けるお金は年々上昇してるし、ペットも同じでどんどんお金を掛けるようになってきています。

ペット用のケーキとか、人間用のケーキより高いですからね(笑)

なので、そのマーケットの中にいる人は情熱を持っているか?を考えることが、売れるマーケットを見つける重要なヒントになります。

ターゲットがお金を持っているか

お金を持っているか

これも大前提です。市場にいる人がお金を持ってないと買ってくれないから儲かりません。

情熱は持っていても、そもそものお金を持っていない人をターゲットにしてしまうと、安くしないと売れなくて、価格競争に飲み込まれるから大変です。

例えば学生を狙うのか、20代を狙うのか50代を狙うのかでは、持ってるお金と使うお金は全然違います。

子供用の商品とかだったら、若い親はお金を持ってないかもしれないけど、おじいちゃんやおばあちゃんはお金を持ってる可能性は高いです。

しかも孫に対しては甘々だったりするから、「お孫さん」というフレーズを使えば売れる可能性は高まります。

ペット用品とかも、ペットを買ってる人は基本的にお金に余裕がある人だから、お金を持ってる可能性は高いです。

趣味とかでコレクションしてるような人やマニアな人もお金がないと、趣味を楽しむことも出来ないから、趣味関係の市場もお金を持ってる人が多いでしょう。

お金を持ってない市場を選んでしまうと、価格競争になって、大手には太刀打ちできなくなるから、お金を持ってる市場を狙うようにしましょう。

ウォンツ市場

ウォンツ市場

ニーズとウォンツってのが有って、「ニーズとは必要なもの」、「ウォンツとは欲しいモノ」です。

基本的にビジネスはウォンツで成り立ってますが、これから参入するならもちろんウォンツのある市場を選んでください。

たとえば、ニーズ商品で言ったら、ティッシュとかトイレットペーパーとか、調味料とか、コピー用紙とか。

そう言った必要な商品ってのは、価格競争になって、より低価格で出せた会社が勝つことになります。

低価格で出すってことは、その分利益は下がるってことだから、儲からない市場だってことです。

逆にウォンツ商品は「欲しい」と思う商品だから、価格は高くても売れやすいです。

たとえば、携帯電話ってそれ自体はもうニーズ商品ですよね?ないと困るから必要な商品になります。

でもだからって、何でも良いのか?って聞かれたらそうじゃないですよね?

iPhoneが欲しかったり、Galaxyが欲しかったりするわけです。つまりウォンツです。

携帯電話って市場自体はニーズだけど、商品はウォンツだから、1代10万円とかする商品がバコバコ売れてるワケです。

電話だけ出るような携帯だったら数千円とか行って1万円ぐらいなのに、その10倍の値段もするiPhoneとかを選ぶんですよ。

あと高級車とかもそうですね。普通の軽自動車でも基本は同じ移動手段だけど、何千万ってお金を払って高級車を買う人がいるんです。

ここはもう価格競争とは別の所にあるから、これから参入する市場を探す場合は、価格競争が起きにくい、ウォンツを満たす商品(市場)を狙いましょう。

リピート性

リピート性

ビジネスの多くはリピートして貰うことで利益を上げて、成り立っています。

だから1回買ったらもう用済みな商品とかはなかなか安定したビジネスになりにくいです。

不動産とか車とかは1回で大きな利益が出るから成り立つけど、そうじゃない商品の場合は、何度も繰り返し買ってもらわないとビジネスは成り立ちません。

ビジネスで一番お金も時間もかかる部分が、新規客を獲得する事で、リピート性がないってことは、いつまでも新規客を取り続けるってことだから、金も時間もかかって安定しません。

だから儲かる市場の条件としてってことは大切になります。

たとえば、就活塾とかって、就職してしまったらもう二度と戻ってこないですよね?つまりリピートしてくれません。

だから毎年新規客を取り続ける必要があるわけです。

あと、1発で悩みを解決してしまって、一生その悩みから開放されてしまう様な商品もよくありません。

そんな商品があるかどうかは知らないけど、もしそんなのが有ったら、「凄い商品だ!」って飛びつきたくなるけど、その商品は売ったら終わりです。もう二度とお客は戻ってこないから、ビジネスは安定しにくいでしょうね。

あとは、大きな家具とか布団とか、一度買ったらしばらくは買い換えないような商品もリピート性が低いことになります。

1個あたりの単価が高いから、まだ何とかなるかもしれないけど、リピートしないから次から次へと新規客を取っていく必要があります。

そうなると大手の資金力には勝てないから、なかなかの苦戦を強いられることは必至。

これから参入する市場を探す時は、リピート性って部分も考慮に入れて探すようにしましょう。

競合がたくさんいる

競合がたくさんいる

一瞬「えっ!?」って思うかもしれないけど、これも重要なことです。

「競合がたくさんいたら儲からないんじゃ?」と思うかもしれないけど、逆です。

競合が居ないってことは、その市場はそもそも儲からない市場の可能性が高いってことです。

これからビジネスをやろうと思ってる人が、誰も手を付けていないブルーオーシャンを見つける可能性は低いです。

だから一見すると手付かずの市場に見えて、実は先人が打ちのめされて撤退した後の市場ってことの方が多いわけです。

そんな市場に参入しても儲からないのは当然です。だって売れない市場なわけですからね。

もし誰もいないブルーオーシャンを見つけたら、まずは「誰かがやって撤退した後かもしれない」と疑うことから始めてください。

でもそれだったら、競合がたくさんいる所に参入したほうが確かですよね?

だって競合が居るってことは、そこには大きな市場があって、お金もあるってことですから。

なので、競合がたくさんいるってことは必ずしもマイナスなことばかりじゃありません。

むしろライバルが居ない市場のほうが怖いと思っておいたほうが良いでしょう。

絶対的1位がいない市場

絶対的1位がいない市場

さっき競合が居るほうがいいと言ったけど、その中に圧倒的、絶対的1位の会社があるならそこは避けた方が良いです。

これから参入しようって零細企業が、絶対王者に勝てる可能性は低いですからね。

だからライバルはたくさんいるけど、絶対的1位の企業はないカオスな市場ってのは狙い目だということです。

これから参入しても十分1位を狙えるってことですからね。

もし、狙ってる市場に1社しかいない場合は、そこが絶対的1位だけど、その場合は後発組でも十分勝てる可能性は高いです。

でもその場合は、その1社がどれぐらい儲かってるのかを調べる必要はあります。

ライバルが少ないからって参入しても、さっき言ったように「売れない市場」の可能性が高いからです。

なので新規参入する市場は先に、その市場のプレイヤーを徹底的に研究、分析して勝てる見込みがあるかを判断してください。

関連雑誌がたくさん出てる

雑誌がたくさん出てる

これも売れる市場を見極める時のポイントになります。

雑誌ってのは基本的に広告媒体だから、雑誌がたくさん出てるってことは、広告を出してる企業がたくさんあるってことです。

んで、広告費を払ってもビジネスが成り立ってるってことだから、儲かる市場だということです。

儲からないのに企業は広告を出さないですからね。広告を出してもらえなければ雑誌は廃刊になるんで、雑誌が出てるってことは儲かる市場だってことになります。

まとめ

ちょっと駆け足で説明してきましたけど、これらを押させておけば儲かる市場を見つけることは簡単だと思います。

必ずしも全ての条件を満たしている必要はないけど、こういった視点で見ていけば儲かる市場は見つかるはずです。

ここまで書いといてなんだけど、一番手っ取り早い方法は、競合がたくさんいて、一番下位の企業でも儲かってる市場を探すことです。

下位の企業でも儲かってるってことは、これから参入しても儲かる可能性が高いってことですからね。

ぜひこれらを参考に、新規参入する儲かる市場を見つけてください。