正しい目標設定の方法。間違った目標を立てると失敗して自分を傷つけることになりますよ。

正しい目標設定の方法。間違った目標を立てると失敗して自分を傷つけることになりますよ。

あなたは、目標を達成するのが得意な方ですか?苦手な方ですか?
目標には正しい設定の方法と、間違った設定の方法があって、間違った目標の設定をしてしまうと、モチベーションが下がり、セルフイメージを傷つけることになります。

逆に、正しい目標の設定を行うと、モチベーションを保ち続けれるし、確実に前に進めて成功に近づくことができます。

人生や仕事には目標が必要で、目標があるからこそ前に進めるし、頑張ることができます。目標を上手く設定して、達成していくのが上手い人は、目標設定が下手な人に比べて、何倍も成長して、常に前へ進み続けることができます。

自分の望む人生を手に入れたいなら、正しい目標の設定方法を学ぶことが重要です。今できる最高のパフォーマンスを発揮して、成長し続けられるようになりましょう。

目標設定

目標を達成するのが苦手な人は、そもそも達成できないような目標を設定してしまっています。

自分のレベルとは明らかにかけ離れた所に目標を置いて、そこを目指しているつもりになってしまっています。あまりにも現実離れし過ぎた目標を設定してしまうと、脳が自動的に『無理』だと判断して、目指そうと努力することを怠ります。

努力しなければ目標達成なんて出来るわけありませんから、モチベーションも下がり、結局諦める事になってしまいます。

よく、マラソン選手が「次の電柱まで頑張ろう、次の電柱まで・・・」と目の前の目標に向かって走っていると、気がつけば42km走りきれるという話を聞きますが、これは人生や仕事で目標を設定するときにも応用できる方法です。

いきなり42km先を目標に走り出すと、心が折れてしまいますが、次の電柱までなら何とか走っていけます。それを繰り返していけば、初めは無理だと思っていた目標にも手が届くようになります。

大きな目標として、遙か先に設定するのは良いですが、注目するべきは、大きな目標ではなく、小さな目標です。大きな目標に到達するまでのプロセスに注目して、その一つ一つに集中して努力していきます。

逆算して目標を立てる

上手な目標設定というのは、達成したい大きな目標までの道のりをキッチリと分析して、それを細切れにして小さな目標として設定していきます。

例えば、あなたは1年で100万円貯めようと目標を立てたとします。そしたら100万円が貯まるまでのプロセスを考えます。1年で100万円を貯めるには、毎月約8万3千円を貯めていく必要があります。

まだここで終わりではありません。「月に8万3千円貯めよう」が小さな目標にはなりません。さらに分解していきます。

月に8万3千円貯めるには、1日約2700円を貯めることになります。

ちょっとずつ現実味が出てきましたね。でもまだ終わりません。1日2700円を貯める為にはどうすれば良いのか?1日の稼ぎ(給料)を計算して、毎日どれぐらいまでなら使っても大丈夫なのかを計算します。

毎月手取りで20万円あるとしたら、1日当たり6500円の稼ぎです。その内2700円は貯めなければイケないので、残り3800円です。そこから家賃の1日当たり、食費・光熱費やローンを全て日割りして、引いていきます。

家賃が6万円、食費・光熱費6万円、ローンが2万円だったとしましょう。1日に計算すると家賃1900円、光熱費が1900円、ローンが650円です。1日に使えるお金が3800円ですから、650円足りないことがわかります。

さて、ここまで分解できれば、後はどこに目標を持っていくのかを決めて行きます。

稼ぎを増やすのか?食費を削るのか?光熱費を削るのか?はたまた1年で100万円を貯めるという目標自体が無謀なことなのか?

一切遊びもせず、職場と家の往復だけで生活するなら、1日に650円をプラスして稼ぐことが出来れば貯めれますので、インターネットを使うか、バイトするかすれば簡単です。

それか、食費と光熱費を2万円減らすことが出来れば、1日2700円貯めることも可能です。でも2万も減らすのはキツイと思います。

なので、現実的に見て、毎日650円プラスして稼ぐか、最終目標を変更するかです。

ここでは毎日1時間だけバイトをすることにしましょう。これで1年で100万円が見えてきました。

後は、『毎日1時間バイトをする』ということを目標に設定して努力していけば、1年で100万円貯めるという最終目標に到達できます。

『1年で100万円貯める!』という目標だけでは、具体的に何をすれば良いのか分からず、とりあえず毎日飲んでる缶コーヒーを我慢しようとか、飲みに行くのを我慢しよう、という具体性に欠けた計画で進めてしまい、最終的に100万円貯まらず、目標達成できないという結果に終わってしまいます。

自分でコントロール出来ない所を目標にしない

しっかり分析して、具体的で小さな目標を立てる事が重要だと言いましたが、もう一つ重要な事があります。

それは、『自分がコントロール出来ない所に目標を立てない』ことです。

どういう事かというと、自分の努力ではどうにもならない事を目標にしてしまうとダメだということです。例えば、『宝くじで3億当てる』とか、『営業先で商談を成立させる』という感じの目標は、あなたがいくら努力しても、結果はあなたのコントロールの外にあります。

まさか、『宝くじを当てる』という事を目標にする人はいないと思いますが、『商談を成立させる』というのを目標にしてしまう人は多いと思います。

でもこれは両方とも自分ではコントロールできない、良くない目標と言えます。

『商談を成立させる』という目標が何で良くないかと言うと、あなたがどれだけ努力しても、決めるのは相手だからです。100%あっちにコントロールがあります。

なので、目標を立てる場合は、『商談成立』ではなくて、商談を成立させるためには何が必要かを考えて、プレゼンテーションの技を磨くとか、リサーチをもっと徹底的にするなど、完全に自分でコントロール出来る部分を目標にしなくてはイケません。

でないと、いくら努力して全力で臨んだとしても、断られた瞬間に目標失敗です。あなたの潜在意識には「目標が達成できなかった」という悪いイメージがインプットされ、次への活力や、希望を奪ってしまいます。

「どうせ自分はうまく出来ない」と落ち込んで、セルフイメージを下げてしまいます。

なので、結果にはフォーカスせず、自分が100%コントロール出来る部分だけで目標を立てて、達成していきましょう。その後は神のみぞ知るです。

断られたとしても、あなたはやるべきことはやったんだから、落ち込まず次に進めるようになります。

良い目標はいい結果を生み、悪い目標は悪い結果を招きます。

あなたが今目指している目標は、本当に正しく設定できていますか?もう一度見つめ直してみるのも良いかもしれませんよ。